ディスプレイオーディオの使い勝手
これはあくまで夢のはなし
わたくしごとではありますが最近車を新しくしたのですが、その車には純正でナビでは無くスマートフォンを接続しCarPlayやAndroid autoと連携して表示するスマートディスプレイオーディオが装備されています。
常日頃からナビを使うほど遠くに行く機会も少なく、使いたいときだけスマホのナビを繋ぎ表示してくれる機能は自分の用途にはあっているのですが、今まで社外ナビを使用していた為かマルチメディア機能の融通の利かなさを感じる事がすごくあります。
・まず車が走ると操作を全く受け付けない(同乗者が操作する場合の話ね)
・iphoneに入れた動画が走行中画面が表示されず音声のみ。USBストレージの動画が再生出来ない
・気軽にナビを変更できない
走行中操作を受け付けないのは純正でも社外でも同じではあるのですが、例えば同乗者が移動中操作する事も不可、停車時に選曲途中で走り出すとまた選曲する時には最初の画面まで戻っている。これはなかなか切ない。まぁ自分の機種だけかもしれないけど。これに対して音声で操作が出来る事にはなっていますがまだ慣れない。
そして動画が走行中見れないのは結構キツイです。自分が見るわけでは無く、助手席に子供を乗せた際に何か見たいというから。本来なら景色を見ていなさいと教育していれば良かったのですが立派にいまどきの子供に育ちました。
気軽にナビを変更できないのは分かって買ったのですが、それでも結構な融通の利かなさ、ディスプレイサイズが7インチというところに将来的に不安は感じずにはいられない。
使用感としては上記以外の不満以外は概ね良好、ナビも常に最新、動きが遅いと感じる事も特に無いし未来感はあるので、この弱点をどうにか解消していこうと目論んだわけです。
今回はこの中の車が走行中に動画再生時の画面が出ないという問題をスマートディスプレイ側では無くiphone側を改造し、Carbridgeという拡張機能を入れて解決していきたいと思います。
結果 最新のCarBridgeのバージョンではミラーリングのみ対応
2021.3.07 現在、完全版 VERSION2.0.4 がリリースされています。
検証本体スペック
iphone 8 256G
iOS13.6.1
結果としてはiOSが13以上の場合CarPlayの機能を拡張するCarBridgeがliteバージョンとなりフル機能は使えずミラーリングのみの対応となる事が判明。
これはかなり残念無念の結果となりました。ミラーリング出来れば動画も再生出来るには出来るのですが結局いちいちiphoneを操作しなければならないので早くフルバージョンになる事を所望するところです。
現在はiOS 13/14 であっても待望のフル機能が使えるようになっています!
ミラーリングにHDMI入力端子を活用する案
HDMI端子がスマートディスプレイ側についているのであれば、下記の様なケーブルを繋ぎ直接スマホに繋ぐという手段もありますが、やはりUSBケーブル1本で済むというのがCarPlayやAndroid autoの良いところでもあります。
また、移動時に見たい場合は車速をカットしてあげなければならないという修羅の道が待っています。(ミラーリングであっても)
しかし、スマホじゃなくTVを見たくて外部チューナーをつけたいという人は避けては通られない道なので検討してみてください。
iphoneの脱獄(JailBreak)
もはや散々脱獄についてのリスク等は承知だと思いますが念のため説明すると、「脱獄、JailBreakとも言われます」と呼ばれる行為で、制限されているiOSの機能を解放させることが出来るのですが、セキュリティに問題が生じる可能性があり対策必須、何よりもAppleの保証が一切受けられません。
また、場合によっては端末自体が「文鎮化」して使用できなくなるケースもありますのでくれぐれも自己責任でよろしくお願いします。
やり方については諸先輩方のサイトを参考にして頂いて自分は簡単な方法と注意点を。
「checkra1n window」 グーグル先生や、youtubeでも説明サイトや動画があるので検索どうぞ。
自分はPCがwindowsしか無かった為、USBストレージからLinux起動、checkra1nを実行させ脱獄完了の流れとなります。
ここで注意点!!
checkra1nで脱獄成功しても電源を落としたり再起動すると脱獄状態が元に戻ってしまいます。また自分の環境はPCがAMDのryzenだった為エラーが出ました。 その為intel製のCPUを使用したPCで実行したところ成功しましたので相性問題的なものもあると思われます。
注意点2!!
checkra1nはiphoneの電源が切れると脱獄状態が解除になる為、PC上で再度脱獄作業が必要となります!
新しいiOSでは、まだ電源を落としても脱獄が維持される方法が無く、半紐付き脱獄(Semi-tethered jailbreak)」と呼ばれる仕様になっています。
- デバイスを再起動すると、脱獄状態が解除され、未脱獄状態のiOSとして起動 (Carbridgeの設定も見えなくなります。)
- 再度PC上でcheckra1nを実行するまでは、脱獄アプリは動作しません
- 再起動前の環境(アプリやデータ、脱獄アプリのインストール状況)は全て保持されたままです。Cydiaのインストール作業も不要です。
車専用のiphoneなので、常に車に置いて充電しながら使用していました。しかし、夜間の冷え込みによりバッテリー性能が著しく低下することがあり、勝手に電源が落ちているという悲劇に見舞われ再度脱獄する羽目になりました。
自分みたいな人は居ないと思いますが、皆様もお気をつけて!
android使いがiphone脱獄で分からなかった点
脱獄後Cydiaというアプリが自動でインストールされたので、このCydia自体がApp storeの様なものだと思っていました。
しかしそれ自体は脱獄アプリの「インストール」と「削除」のみの機能の為、リポジトリ(脱獄アプリの配布元、配布元URL)を指定、登録してあげてCydiaに登録。
そこから登録されたTweak(機能拡張)を検索、インストールの流れになります。
たぶん初歩中の初歩の事なんでしょうが自分は理解するまで分からなかったので記載しておきます。
今後の野望(TVのリアルタイム視聴)
nasneを使用してのリアルタイム視聴をスマートディスプレイで実現。HDMIでつなげる場合は車速をカットしなければならないのでiphone側だけの操作でTVが見れる環境を目指していきたいです。今のところtorne™ mobileは脱獄状態だと起動出来ないのでそれに対応した回避アプリを使用し検証する次第です。
2021.02.22 追記 (TVのリアルタイム視聴について)
上記について、A-Bypassを導入する事により、torne™ mobileを脱獄状態でも起動可能になりました。しかし、問題が発生。音が出ない。youtubuや、音楽等、他のアプリからは問題なく音が出る事は確認。
解決策として、マナーモードを解除すると問題なく音がでるように。
torne™ mobileだけは、メディアの音量の上げ下げをしたとしても、マナーモードに設定していると強制的に音が出ない仕様のようです。
android使いの自分は、iPhone 8の本体左側に「サウンド切り替えスイッチ」で、マナーモードに設定できる事も知らず、ずっとマナーモードでした。
問題を解決し、満を持して、CarbridgeのミラーリングにてTVのリアルタイム視聴が出来るとディスプレイオーディオに繋ぐと…….
セキュリティエラー 「放送規定により、外部の機器に映像や音声を出力している場合は、テレビ視聴およびビデオ再生を行うことはできません」
なんと、torne™ mobileはケーブルでディスプレイオーディオに出力しようとするとエラーが出る仕様。
まだまだ、修行は続きそうです。
これからは他のアプリも検討しながらリアルタイム視聴に夢をはせたいと思います。
正直、純正オプションのスマートディスプレイオーディオを選ばなくて良い選択肢があるならば、下記のような商品がおススメ。自分の純正スマートディスプレイオーディオは動画を見るにしてもUSB経由では音声しか再生されず、映像を見るためにはCarBridge頼みでもはや修行です。
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