買って大満足★★★★★Cleer「ARC2」の音質はオープンイヤー型では最高峰レベル
もうね、衝撃受けました。何にですかって?それは音質の良さです。
このモデルの特徴をあげてくださいと言われたらまず一番に音質。インナーイヤー型じゃないのに音が良いってことに尽きます。
マルチポイント、IPX5対応の防水、イヤホン本体の急速充電に対応など付加機能にも隙は全くありません。
既にARK 3 が発売され、今更感はありますが毎日使用している自分の中でのお気に入りのイヤホンですし、2024.10.01より商品の価格が値引きされ、良いタイミングですのでレビューしていきます。
音の傾向は音圧をストレートに感じる事による迫力と、音のクリア感が際立つ
音そのものが耳の近くで鳴っており、ギュッと圧縮された音の塊がぶつかってくる感じで、輪郭もボヤけず、音圧を感じられ、しっかりクリアに聞こえる。メーカー名が謳っているとおり音が本当にクリアです。
音場の明瞭感、粒立ちも良く、加工された感じもしないので、音がストレートに届くのが心地よく、室内に居るときはついつい音量を上げてしまいます。
またオープンイヤー型の弱点としてよく言われるのが低音域の不足が指摘されますが、ARK2は高音域から低音域まで過不足無く鳴りバランスが秀逸。
低音域が足らないと中広域と高域だけが強調され、人の声は聞こえやすいけど、音楽として聞くのはちょっと、、、となりますがARK2はしっかりと音楽そのものを聴かせてくれます。
Bluetoothコーデックは高品位なaptX Adaptiveに、次世代LC3にも対応
またまた音質を良くする仕組みに関してなんですがBluetoothバージョンは5.3、対応コーデックも既存のSBC/AACのみでなく「aptX Adaptive」による最高96kHz/24bitの伝送に対応し音質の良さに寄与しています。ただ自分的には唯一「LDAC」に対応していないのが残念でした。
ARK2とARK3の大きな違いがLDACに対応しているかという点も大きいかもしれません。
ARK2対応コーデックは以下の通りで公式サイトより引用
またARC II は次世代Bluetoothオーディオの方式として注目される「LE Audio」と最新オーディオコーデック「LC3」に対応。
※「LE Audio」とは、Bluetoothで音声や音楽をやり取りするための仕組み(Classic Audio)を再定義する新しい規格のことです。 「LC3」とは、LE Audioで採用された音声・音楽を圧縮して伝送するための技術(音声コーデック)のことですだそうです。
要するにこれから普及するであろう最新の規格にも対応しているので末永く使えますよって事ですね。ARK2が発売してから一年、LE Audioまだまだ普及する気配が無いのにすでに対応しているなんて未来を見据えすぎで素敵ですね。
普段の生活から運動のお供にも最適
人間工学を駆使したユニバーサルデザインで装着時のフィッティングの良さ
イヤホン全体がフックの形状になっていて、耳に引っ掛けて使うクリップタイプであり”つる”部分とドライバ部分で耳を挟む形となる形状。ランニングでも日々使用してますがズレたりする事は無く、それによって集中出来ないという自体にはなりえません。また激しく頭を振ったりしても、装着時に強風にさらされてもポロリすることはまず無いです。
ただ、フィッティングの良さのトレードオフとして自分の場合は3時間程度使用していると耳が痛くなってきます。まっその時は耳を休ませろって事の合図だと思って一回取り外して休憩してから再度着用していますが一日中つけっぱなしは自分は厳しいです。
まったく痛みが出ない人もいるそうなのでこればっかりは個人差が大きいです。その為視聴出来る方は視聴し装着感を試してみた方が良いかも。
またARK2のみじゃなく、オープンイヤー型のイヤホン全体の利点としていえる事ですが、耳の中にイヤホン(異物)を突っ込まなくて良いので、耳が痒くなったり、蒸れたりといった事が無く、単純に耳の不調が出無くなることもメリットです。
汗や雨で濡れた事を気にせず、さらに水洗いして常に清潔に使える防水設計「IPX5」にも対応するタフさ
具体的には「3mの距離から全方向に12.5ℓ/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても機器の機能が動作することを意味する。」
んんー、って感じですよね。とりあえず普通に生活してるぶんには水没する心配するは無く、ジョギングなどで使用した後に水洗いしても壊れず使えるという事です。
この事による一番のメリットはジョギングで汗だくになった後ですね。やっぱりウェットティッシュだけで拭くより、何も考えず付着した汗を水洗いをして常に清潔に保てるのがありがたいですね。
イヤホン本体の急速充電に対応し、またケースに入れといたままでも自己放電も気にならないレベル
使いたいときに充電忘れてたという事はこのARK2に至っては自分はほぼありません。何故なら、イヤホン単体で最大8時間の大容量バッテリー搭載、充電ケース併用で最大35時間の使用が可能。
そして普段使い終わったら無くすかもしれないからそこら辺にぶん投げて置かないでケースに戻すし、そしたら充電開始されるし、3回もケースだけで満充電してれば、さすがにケースごと充電しとくかって位に思うし。そのくらい充電に関してはルーズな感じでも大丈夫。
それでも充電空っぽだよって時は、イヤホン本体の急速充電に対応してるので、5分の充電で60分/10分の充電で120分使用可能。
自己放電も気にするレベルではなく、ほとんど感じないです。何も恐れる事は無いですね。
一度に2台までのデバイスと接続できるマルチポイント対応
もはやBluetoothイヤホンの必須機能のマルチポイントも当然のごとく対応しています。
ベストバイなCleer「ARC II」を重箱の隅をつつく感じで弱点を探す
オープンイヤー型なので音量を上げれば音漏れはそれなりにする
一応周囲への音漏れを可能な限り抑制するダイレクトサウンド構造を採用しているそうですが、オープンイヤー型イヤホンの宿命「音漏れ」は周囲の音が聞こえないくらい音量を上げれば間違い無くダダ漏れです。いかがわしい動画を見る際には是非とも最新の注意を払っていただくことを推奨します。(笑)
ただ、しっかり周囲の音を聞き取れるくらいの微音量であれば、ちゃんと耳をこらさないと聞こえないです。
イヤホン本体のタッチ操作がムズい
イヤホン本体のタップ、長押しのタッチ操作で「再生/停止」「次の曲/前の曲」「ボリュームアップ/ボリュームダウン」「電源オン/電源オフ」ですべての動作が可能なのですが、長押し操作をしたときに誤った認識することがあり意図せず電源が落ちたり、再生がストップしたりすることがあるので操作に慣れる必要があります。
しかし、そもそも自分がランニングしているときに操作しようとしているからうまくできないのですけどね。
アプリCleer+を使う必要性があまり無い
デメリットというかイヤホン単体の完成度が高いので、アプリでわざわざイコライザーをいじったりする必要があまり無いので自分はほぼ使っていません。アプリ内では首を縦や横に動かすだけで曲送りなどの操作をできる画期的なインタラクティブコントロール機能をオン、オフする機能もありますが、これもコツが必要でまだうまくつかいこなせていません。
あと発売当初、アプリの動作が不安定な事もありましたが、アップデートを繰り返し今は安定した動作で設定することが可能です。
無接点充電「Qi」に対応していない
ここまで機能モリモリにするなら無接点充電があれば、無双だったと思われるのが残念です。充電ケース込みで35時間持てば頻繁に充電することも無いので気にはなりませんが。しかしこのような声が多かったのか、やはりQiはARK3で対応してきてますね。
Cleerっていうメーカーを聞いたことが無い
大手企業じゃなくあまり聞いた事が無いメーカーはちょっとっていう方もいらっしゃるかも知れません。
自分も最初知らなかったのですが、ホームページの記載を見ると、創業者がSONY(US)でオーディオ製品に関するキャリアを積んだ後に独立しCleerを創業。他にも元Foster/Fostexの日本人エンジニアを含む音響チームが音づくりを手掛ける優秀な人材がいるメーカーらしいです。もうこの説明だけでご飯3杯はいけますね。
Cleer ARC2 の総評
別に誰かに紹介してと頼まれた訳でも無く、支援をされてる訳でもないのですが本当に満足してから忖度無くレビューさせてもらいました。
自分のモデルはゲーミングモデルでUSBドングルがついてくるモデルなのですが、基本的なスペックは変わりませんし、今買うならミュージック、もしくは値段がミュージックに逼迫してるスポーツが良いと思います。
今は、オープンイヤー型戦国時代ともいえるほどたくさんの商品が発売されていますが、その「黎明期」に発売され、未だに最高峰レベルの音質を誇るARK2、ほぼ必要な付加機能も網羅していますし、値下げも直近でされました。
もはやおススメ以外になにも無いです。チョーおすすめ。
音質についてのレビューする際、どれくらいのグレードのイヤホンを使った事があるのかが一つの指標になると思いますが、自分はBluetoothイヤホンであればSONYのWF-1000XM4、ヘッドホンのWH-1000XM5、ゼンハイザーSennheiser MOMENTUM True Wireless2、Linkbuds
有線であればSONY密閉型スタジオモニターヘッドホン 黒 MDR-CD900ST等大体30000円程度の物を今現在は所有しております。
流石に10万円を超えるような有線のイヤホンは所有した事はありませんが、アマチュアでバンドをやっており、楽曲のマスタリング作業、ミックスダウンをしたりする事もあります。
なので音質について一般の音楽好きの人よりはチョビっとは判断出来ると思いますので参考にしていただければと。
コメント