TB1eを購入する前に色々口コミや情報を調べていたのですが、特に気になっていた点が
「TB1eは見た目はクロスバイク、中身はシティサイクル(ママチャリ)」
見た目がクロスバイクなら、もはやクロスバイクなんじゃないのと思っていた自分ですが、では実際届いて、乗ってみた感想はどうだったのかレビューしていきます。
電動自転車と二人三脚で進む道のりは、まさに4WD車のようにパワフル
28歳の時に6万円程度のそこまで高くないクロスバイクを42歳になった今でも乗り続けている自分としては、電動自転車は期待に胸踊らされる自転車でしたが、実際初めて乗ってみた感想としては
漕がなきゃ進まないけど、なんか楽
いや、そりゃそうだろと言われそうですけど。普通に激坂も汗1つ欠かずにいけると勝手に妄想してましたが、ちゃんと汗かきます。
やはり主体は自分の脚力ですが、前から引っ張ってもらっている感じなので、いつもは立ち漕ぎじゃなければ登れない坂も、鬼の形相をしてペダルを漕がずに、座ったままでも、いつの間にか登れているというイリュージョン。
車で言うなら「前輪は電気、後輪は人力両輪が駆動する事による4WDシステム!!」
タイヤは2つしかないけど、ブリジストンがそう謳ってますし、確かにその通りで乗っていても電気に補助されてグッと進む感じ。
また、坂道もそうですが、自転車乗りにとって一番の障害、強風にも充分立ち向かえるポテンシャル。
今までの半分から、3分の一程度の労力で移動できる為、疲労感が圧倒的に少なく、これは良いものだと確信しました。
そして何回も乗っているうちに乗り方も分かってきて、意図したアシストを自分でコントロール出来るようになると、電動自転車に乗ったら普通の自転車に乗れないと言う意味がホントっ良く分かります。
TB1eの中身がシティサイクルと揶揄される e-bikeとは別物?
では、今までクロスバイクに乗ってきた自分が乗ってみて感じたTB1eがママチャリと言われる理由や、気になった点を記載します。
ホイールベースが1メートルを超える長さ
乗り味として、TB1eのホイールベースはスポーツバイクと比べて長く、加速や小回りより直進の安定性に振られています。
乗車姿勢もクロスバイクの前傾とは違い、そんなにきつくない前傾のポジションです。
また、TB1eのサイズ展開が1サイズしかありません。自分の身長は176cmなのですが、ハンドルとサドルの距離が微妙に近く感じる為、ステム交換にて対応しようと思っています。もっと高身長の方は窮屈に思えるかもしれません。これは完全に人によって感じ方が違うと思います。
装着されているパーツが低価格帯、規格がママチャリの自転車と同じ
リアディレーラーが、シマノのTourney 。前のVブレーキも独自の物。効き目が悪いとかの前に、錆び錆びな自転車から聞こえるブレーキ鳴きのキーキー音がします。どうやらこれは自分だけでは無い模様。
また、タイヤ等、要所要所でシティサイクルの規格の物を使っているのでパーツを交換するにしても種類が限られてくるのがデメリットかも。
タイヤに関しては一般的なスポーツバイクのタイヤ規格700Cで対応が良かったのと、クイックリリースに対応していてくれればメンテナンスしやすく最高だったっていうのが本心
フロントVブレーキを上記に換装したことによりブレーキの利きも上がり、異音も全くしなくなりました。
ペダルを漕いでいると、シャーシャーと音がする(回生ブレーキ?)
これは電動自転車を初めて乗る自分としては結構気になりましたが、フロントの前輪あたりからシャーシャーいってるので、モーター音だと思われ。まぁ慣れました。
平地でのスピードは人力スポーツバイクより出ない
平地の巡航速度はスポーツバイクより遅くなるのは確実ですね。電動自転車のアシストは時速24キロまでです。平地でのスポーツバイクなら24キロは結構簡単に出ますし、アシスト無くなってからのTB1eは車重も足を引っ張って速度は出しづらいです。
マッハなスピードを追い求める自転車では無く、普段の生活の中で楽に移動出来る乗り物が電動自転車のTB1eだと思います。
まとめ 目的さえ合えば費用対効果が高く非常に満足 E-bikeとは違う電動自転車,それが「TB1e」
上記の気になるところやデメリットを踏まえると、良く言えば良いとこどり、悪く言えば中途半端と思われがちなスペックのTB1eですが、自分の場合はフードデリバリー用と目的が決まっていたので、これほど費用対効果が高い電動自転車は無く、本当に買って良かったと思います。
そもそもメーカーもシティサイクルと、クロスバイクの中間を狙った仕様で普段の通学や通勤の足として便利に使えるように企画したと言っているので、クロスバイクと比べる事自体ナンセンスなんですよね。
スポーツバイク的な電動自転車なら、スポーツバイクメーカーのe-bikeを買うべきですし、それらは総じてTB1eより高価です。
TB1eには、スポーツバイクとして販売されているクロスバイクには無い、普段の生活に役にたつ装備が標準でとりつけられており、TB1eのコンセプトをはっきり理解する事により、ジャストフィットな一台になることでしょう。
ちなみに、TB1eのせいで電動自転車の走りの楽しさを知ってしまい、本格的な趣味としてのE-bikeにも興味が出てきたのは内緒です。
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